2010年07月27日

人体

大学の所有する貴重なコレクションを見せてもらう機会がありました。
そう、人体標本。
解剖学教室のコレクションを見せてもらえました。

いきなりホルマリン漬けで保存されている人体標本。
既に解剖されており教授が内蔵や筋肉や骨格を一つずつ取り上げて解説してくださいました。
もはやそこに人間だった頃の生々しさはまるでありませんでした。
精巧に出来た作り物のような。と、いうかあれは神が作った精巧な模型なのかもしれないな、なんて思っても不思議じゃない。
食用肉なんかの方がよっぽど生々しい。

腹に無駄な空間なくきっちり胃や肝臓や腸なんかの消化器が詰まっていて、その隙間をぬって血管も走っていて、胸には肺があって、本当に左胸が少し小さくてそのぶん心臓があって、心臓を包む膜があって、心臓の中には弁があって、どれもこれも図説で見た通り。
でもそこには絶対なるリアリティがある。
これ、人間だったんだな、生きていたんだな。って。
標本じゃなくて模型なんじゃないかって思ったり、
そんな不思議な感覚でふわふわしながら観察させてもらいました。

その後は標本室へ。
こちらは完全なホルマリン漬け。
横断(体を横に切っていったもの)や正面(縦に切っていったもの)がそれぞれあって、厚さはだいたい1センチくらい。
MRIやCTでは完全な平面だけれど、1センチもあると表と裏で形が若干違う。立体感が伴っていて、それらがすこしずつ色んな臓器を形作っていました。
同様にこちらは脳もあって、大脳とか松下垂体とか脳梁なんていった、図説で見たようn…(ry
こうやって系統づけて人体をみると人体の構造が本当に精密に出来ているんだと思う。
前に医学部の友達が解剖実習して人体の精巧さに感動した、って言っていて「そんなもんなんだ?」なんて思っていたけれど、百聞は一見にしかずでした。

巨人症の人の骨格もあって、元の身長は230センチくらいだったらしいけれど、手の大きさとか僕の4倍くらいあった。
頭蓋骨も顎が突き出してたり、目の周りが突き出していたり、、、
ジャイ○ント○場〜!!って思ってしまったのですが不謹慎なので自重。

一番衝撃的だったのは胎児関連だったのですが、、、
あまり言葉にしたくないのもあります。
それぞれの時期胎児、奇形児、帝王切開直後の母体、胎児が入ったままの母体、、、普通の感覚すれば相当刺激が強いんだと思います。
でもやっぱり思ったのは発生という新たな命が生み出される過程の貴重な資料。神々しさみたいなものを感じてしまった僕はマイナーなのでしょうか。
水子供養のお寺みたいな禍々しさはそこにはまるで感じられなくて、純粋な資料としてしか感じられませんでした。

その後は定番のスケッチ課題が出て、他の人は2時間ほどで早々に切り上げて帰ってしまったのですが、一人で更に2時間ほど残って黙々とスケッチを続けてきました。
スケッチって難しい。あの精巧な逸品をこんなにつたない様子でしか描けない自分がもどかしかったです。
posted by たれクマ at 23:18| Comment(0) | 思ったコト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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